ふかぼらいず

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夫は子供ではなく妻を1日1回笑顔にさせよ【子育てと夫婦】

母親が笑顔になる。
その安心感たるや、人類共通の感覚だと思います。それが小さい子供ならなおさら。

こんにちは、二児の父でデザイナーのショウです。子育てからは日々学ぶことだらけですが、父親としての新米感はまだまだ抜けません。それでも実感したことはなるべく記していこうと思います。

子供を笑顔にする大切さ

「子供を1日1回笑顔にさせよう」と、子育て本で読んだことがあります。そこには子供の心の成長、コミュニケーション、自分自身の幸せなど、大切なことがぎっしり詰まっています。

これは自分も実践していくべきだと思い、日々子供と接しています。が、それよりも父親として優先すべきは「妻を1日1回笑顔にさせること」だと確信しております。


父親である前に夫であること

子育ての理想を言うと、妻にとって優先すべきは「夫」ではなく「子供」。そして夫にとって優先すべきは「子供」ではなく「妻」だと考えています。

『妻→子供』
『夫→妻』
ですね。

昔、SMAPの『ライオンハート』という曲の歌詞にもありました。『子供が生まれたら世界で二番目に好きだと話そう〜』的な。

要は、夫は夫婦の仲を第一!優先順位を間違えるなよ!という意味ですが、そう思う根拠が2つあります。

 
まず1つ目は、子供への間接的な影響です。そもそも子供にとっての夫婦の不仲ほど悪影響なものはありません。言わずもがなですね。これはいろいろな場所で証明されています。こんな例もありました↓
www.nhk.or.jp

もちろん育メンぷりを発揮するのも良いことですが、まずは夫婦仲を良くした方が、結果子供のためにもなります。

 
そしてもう一つ。父親が子供の相手ばかり優先していると、『父親↔︎子供』の図ができる恐れがあるからです。そうすると、母親が孤立する機会が増えてしまいます。

子育ては、我々が想像している何百倍も孤独です。『孤育て』なんて言葉があるくらいに。夫がこれに拍車をかけてはいけないんです。

子育ての大変な部分を妻に任せ、良いところ取りばかりする夫が、子供の好感度だけ上げ続けると…妻の不満が爆発するのは容易に想像できますよね。これは周りでも本当によく聞く話ですし、ええ、そうです、自分自身の失敗でもありますとも。いや、今も失敗し続けております。

 
ちなみに夫は孤立しないか?という疑問が湧くかもしれませんが、家族が満たされれば必ず自分に返ってくるものです。まあ見返りを求めると大概失敗するので、男としての役割を果たすのみです。


狙え!笑顔のコンボ

親というのは、本当に身を削って子育てに日々奮闘している…昔思い描いていた美しい子育て像が吹っ飛ぶほど、目の当たりにしてみると物凄くハードな世界です。一緒に育てているという感覚は常に持ち続けていますが、少なくとも僕はどんなに動いても無力感は消えません。

冒頭に戻りますが、そんな中で見せる母親の笑顔は、場の空気をガラッと変えてくれるオアシスです。そして、小さい子供もそれにつられて自然と笑顔が増えます。これはまさに笑顔の連鎖。いや、笑顔のコンボ。

 
ゲームをやったことがある方ならわかると思いますが、連鎖やコンボって続けば続くほど得点の飛躍率が高いですよね。ぷよぷよを想像してみてください。ぷよぷよって今あるのかな?

僕は家庭においても、これは同じだと思っています。

 
『妻→子供→自分』
こういったコンボを重ねて、家庭全体の幸福度を上げることが、夫にできる唯一確かなことなのかなと思います。

笑顔になりたいけどなれない、そんな悩みを抱えている母親は多い。そして、そんなことすら気付けない夫も多いということです。

 
だからといって、男は子育ての手を抜けという話ではありません。あくまで優先順位のお話でした。この体験が、誰かの課題解決になりますように。