ふかぼらいず

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世の子供達の自転車デビューに教えられた「常識」という言葉の怖さ

ストライダーという乗り物


ここ数年、「ストライダー」という子供用のペダル無し自転車が大流行りしています。お子さんがいる方はご存知かもしれませんね。※上の写真はストライダーではありません、似た商品です

この商品のおかげで、世間の子供達、しかも3歳ぐらいの子供たちですら、普通の自転車にバンバン乗れるようになってきています。しかも補助輪なしで。ひと昔前では考えられなかった光景です。僕の時は、小学校入る前ぐらいが平均だったと思います。


使い方や仕組みは非常にシンプルで、ストライダーにまたがって地面を蹴る、やることはそれだけ。最初は乗りながら歩くだけですが、少しずつ足を浮かせるようになり、その時間がどんどん長くなっていきます。
そうやって遊んでいるうちにバランス感覚が養われて、本物の自転車にもスムーズにも対応できるというわけです。

自分の中の「常識」とは

僕はこの事実を知ったときに、水をぶっかけられたような衝撃を受けました。あまりにも自分の持っていた「常識」が、狭い考えだと思い知らされたからです。
僕にも子供が2人いますが、知らず知らずに「まだ早いだろう」と限界を決めていることが多々あります。

今回、「適切なステップ」と「環境」さえあれば、まだまだ人は何かを超えられるということを学びました。ただそれ以上に、思い込みの怖さを再確認した気がします。

なぜ人は限界を決めてしまうのか、頭の中の経験や知識に囚われてしまうのか。これは自転車デビューに限った話ではなく、好きな人とのコミュニケーションや職場の人間関係、自分自身のポテンシャル、あらゆる物事に言えることです。
限界の判断材料を与えてくれるのは世間ですが、最終的にそれを決めるのは自分です。自分で決めた限界や常識に、可能性を奪われていないでしょうか。少なくとも、僕は奪われていました。

できることなら、これからの人生とこれからの子供たちの可能性は奪いたくないものです。